終焉ノ花嫁/感想/周回遅れの人生録

著者:綾里 けいし イラスト:村カルキ

★★☆☆☆

今回は「終焉ノ花嫁」を紹介します。綾里 けいし先生の書かれる新シリーズなのだが、私には全く合わなかった。他の方のレビューを見る限りは高評価が多いみたい。悔しいなぁ。

物語の丁寧さは相変わらず。だが詰め込みすぎだし、読者を置いてきぼりすぎだと感じた。

突如発現した脅威【キヘイ】が世界を蹂躙して幾年。人類は対抗手段として魔導学園・黄昏院を発足し、日夜戦闘が繰り返されていた。運命の日、魔導研究科所属のカグロ・コウは【キヘイ】の死骸回収のため、とある遺跡に出向き、不運にもその命を散らした……はずだった。【キヘイ】の少女に救われるまでは--。

「初めまして、愛しき人よ--我が名は『白姫』。これより先、私は永遠に貴方と共にあります」

物語の中の騎士のように、御伽噺の中の姫のように、目覚めた少女は告げる。それが終わらない地獄の始まりになろうとも知らず--。『異世界拷問姫』綾里けいしが贈る、希望と絶望が織りなす、感動のダークファンタジー!

以下、ネタバレを含む感想です。

 

先史文明の遺跡から、大量の【キヘイ】が湧き出してから幾百年。人類は同じく、先史文明の遺跡から端を発する魔導技術を用いて、【キヘイ】と戦い続けていた。

主人公カグロ・コウは、魔導学院の研究科に籍を置いている。は同じ研究科の先輩たちと共に、遺跡に探索に出向き、全滅の憂き目にあう。そこでも死ぬはずだった。

探索チームを1人でも多く逃がすために囮になり、遺跡の中へと逃げ込んだコウは、【キヘイ】の少女に出会う。

「これより、私の主は貴方となり、私の翼は貴方のものとなる。待っていました、恋しき人よ―――我が名は『白姫』。通称【カーテン・コール】」「これより先、貴方が損なわれ、潰え、失われようとも、私は永遠に貴方と共にあります」

「俺も、ずっと、この時を待っていた気がするよ」

そして2人は結婚した!? こうして物語は幕を挙げる。ループものなのだろうか。

その後、コウカグラと呼ばれる教師に率いられる【百鬼夜行】に転科することになる。【百鬼夜行】それは【キヘイ】と婚姻を結んだ生徒の集まりだ。【キヘイ】は人類の敵だ。しかし彼らの一部は人間との契約、婚姻を必要としていると。

そうして【百鬼夜行】での日々が始まる。そんな話。

 

いろいろと合わなかった作品。そもそも、コウ白姫の魅力が分からず、感情移入が出来なかった。物語を詰め込み過ぎていて読み難く、3冊ぐらいに分けてほしかった。

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