Unnamed Memory III 永遠を誓いし果て/感想/周回遅れの人生録

著者:古宮 九時 イラスト:chibi

★★★★★

数々の苦難を乗り越えて、結ばれたオスカーとティナ―シャ。死亡フラグを蹴り倒していく2人はもう、ほんと最高。あと、夫婦漫才のレパートリーが増えたのが微笑ましい。

「私の王よ。魔女が貴方に、永遠に変わらぬ愛情を捧げましょう」

オスカーの呪いも解かれ、契約終了まであと三ヶ月。自分の心に迷うティナーシャの前に、新たな魔女の刺客が現れる。「呼ばれぬ魔女」レオノーラの狙いは、契約者であるオスカーの方で――。国を巻き込んでの魔女と魔女の苛烈な衝突、訪れる《魔女の時代》の終焉。そして王と魔女の恋の果て、全ての運命が書き換わる。

以下、ネタバレを含む感想です。

 

契約終了まであと少し、ティナ―シャはまだ自身の感情の変化に気づけずにいた。贖罪という生きてきた目的を達成し、生きていく指標を無くした彼女に、一緒に年を取って生きて、死のうと語りかけるオスカーはやっぱりカッコいいなぁ。

そんな中、オスカーが女に刺されて死にかけ、その治療のためにティナ―シャも生死の淵をさまようことになる。この件を終えてもなお、彼への愛情を自覚できていない様子。レナート達に指摘されて多数決を取るくだりは印象的だったので、よく覚えている。

その後、ルクレツィアオスカーに呆れられ、ようやく自覚し、結ばれるのだが、今度は結婚と子供はちょっと言い出すティナ―シャ。まだ引っ張るのか(呆れ)。

どうやら、2人の間に女の子が生まれた場合、生まれついての魔女になるらしい。うん、オスカーの甲斐性があれば普通に大丈夫だと思う。そして考え中のまま『呼ばれぬ魔女レオノーラとの闘いに身を投じることに。

『呼ばれぬ魔女』との戦闘が始まる。プロポーズの答えキター!良かった、長かった。こうなった2人が負けるはずもなく、完勝。おめでとう!どうかお幸せに。

 

そして始まる結婚式。挿絵を見て、表紙を見直して、挿絵を見る。すごく幸せ。

王よ、私は貴方の魔女

そして貴方は私の王。魔女が貴方に、永遠に変わらぬ愛情を捧げましょう

めでたし、めでたし。

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